【漫画】僕らはみんな死んでいる
めちゃくちゃ漫画大好きなんです。
成人した人間で漫画好きな人の世界的な割合で日本人がダントツって聞いたことがあります。
漫画は子供のもの、というのがその理由らしいのですが、よそはよそ、うちはうち(笑)
きらさんの『僕らはみんな死んでいる』は時間をおいて何度も読み返してる作品です。
私にとってもう結末も全部知ってても読みたくなる話。
最初は深夜にドラマで見たのが最初でした。
話は気になるけど、ドラマを続けて見たいとは思わなかったところで、原作が漫画と知って探しました。
世代的にきらさんといえば『まっすぐにいこう。』なので、「え!こんなのも描いてるの!?」という気分に。
生き返るためのラブゲーム
最初は「あーはいはい、あいのりみたいな?」て思いました。
実際にはシェアハウスに近いのかな。
ラブゲーム……
ある空間に集められた“死んだ者同士”の男女8人。(途中で9人になるけどね)
そこに合流した“神様”はその中で最初にカップルになったふたりは生き返ることができるという。
(あらすじより)
メンバーはそれぞれキャラが立っていて、それぞれの動きを見ているだけで面白い。
ただそうして軽いタッチでそれぞれの重い過去や一般的なちいさな幸せが散りばめられていて、ドキッとくることも。
神様って一体何なのか
登場人物それぞれの過去や悩みが表に出てきたり、新たな関係が生まれたりする中で場を取り仕切っている“神様”についてメンバーが疑念を持ち出して話がさらに動き出します。
登場人物がそれぞれキャラが立っていることで、最後のオチが見えて来るとは思うのですが、この“神様”の謎について、の話でまたぐいっと引き込まれました。
この話での“神様”は決して万能ではないのですが、それだからこその綻びが読者の心に来るものがあって、何だかんだと毎回泣きまくってます(笑)
生きるって大変!でも大変なだけじゃないんだなぁと思える漫画。
やや大人向けだと思います。テーマがテーマだし。
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